一陸技と二陸技の受験に迷っている方へ(体験談)2023年08月21日 22:37

一陸特、または一アマからのステップアップで陸技を受験したい!という方はいるかと思います。その方向性は強ち間違いではありませんが、一アマと一陸特のどちらが陸技に近いか?といえば、断然一陸特であることは付記しておきます。一アマは難化しておりその問題の一部は陸技から転用されていますが、ジャンルは間違いなく一陸特の上位資格だからです。

一アマの工学は陸技でいう「無線工学の基礎」「無線工学B」辺りでしょうか。陸技で易しいといわれている「法規」でも、一アマのジャンルは超えています。

自分は『とあるきっかけ』で二陸技が目標だったので一陸特→二陸技は自然な流れでした。二陸技は過去問と物理(電磁気学)で乗り切れました。

二陸技はよくネットで言われている通り、参考サイトは少なく、一陸技のテキスト転用はちょっと困難(一陸技の市販問題集は、過去問の解説みたいなものがほとんどだからです)ですが、先に紹介したように特化したサイトと十分な過去問を解くことで、一陸特と一アマ勉強からのステップアップで頑張ってなんとか一発全科目合格もイケると思います。

…が、その勢いで臨んだ一陸技勉強は正直めちゃくちゃ難しかった…💧

二陸技合格直後で一陸技の過去問挑戦すると、普通に30〜50点がザラの日々でした。それから毎日勉強で半年かかってよくやっと合格に引っかかた感じ。応援してくれた先輩合格者の方のエールでは「そんなのは当たり前。そこでめげずに解いて解いて解き続ける」という根性論をインプットされました(笑)結果的にはそれで「法規」「無線工学基礎」「無線工学B」は乗り切れました。

但し、無線工学Aはそうはいきません。
とにかく難しい・・・。「暗記」ではなく「理解」が必要だからです。

沢山解くとその弊害で「暗記」が「理解」を邪魔します。

特に苦労するのは地デジや衛星通信のデジタル方式。
デジタルは限られた無線資源を有効活用できる反面、高度な技術を
導入しています。またアナログ→デジタル→アナログに変換したり、
様々な無線環境に対して品質を低下させないように(エラーを予防する)ための仕組みがたくさん入っています。

それには「理解」が必須なのです。

無線工学Aはそれだけで半年かかりました。
過去問回しは何十回やったかわかりませんが、それは通過点です。

難易度をどう考えるかですが、自分にとっては高嶺でした😮‍💨
始めから科目合格で狙えば良かったのかな…🤔(今更…💧)

なので、自分なりの結論は

この業界や分野で勉強されている方、最終的に一陸技取るのが目標の人は、初めから一陸技で科目合格狙いで👍

業務経験無しや専門分野外からのスタートでは、二陸技と一陸技の勉強量の差は歴然

二陸技は受験者少ないようですが、取得価値は十分ありと思います!😊

このあたりになると試験料もなかなかかかるので、最終目標をどうするか考えて受験するのも手と思います。

ざっくりと違いの説明~資格別(アマチュア無線編)~2023年08月21日 22:21

無線資格?なんだそりゃ?という方のために。

陸上無線技術士と陸上特殊無線技士は業務用の資格です。
アマチュア無線技士は無線電波の中でも「アマチュア用」です。

アマチュアとは非業務として認識することもできますが、なぜか
アマチュア無線業務なのと、昨今法的解釈の拡大により適切な解釈ではないと自分的には考えています。

アマチュア無線とは、いろんな意味での「研究用」なのかな~
アマチュア以外でも実験局という存在もありますが。

一級から四級まであるのですが、一級がアマチュアでの最上位資格
但しあくまで「アマチュア業務」の範疇を超えることはありません。

違いは使える周波数と空中線電力、一~三級と四級との間には扱える電波形式に一部違いがあります。

そして一級が一番上、なので一級は同じ資格の二級のことをすべてできます。同様に三級、四級にも言えます。

例えば、二級をとってから一級をとる必要はありません。
いきなり一級にチャレンジすることが可能です。
受験資格に制限はありません。これらは子供から高齢者まで誰でも受験でき取得できます。

第一級アマチュア無線技士(一アマ)
→アマチュア業務については制限なし

第二級アマチュア無線技士(二アマ)
→一アマと同じなのは使えるアマチュア用周波数に制限なし。
但し、空中線電力は最大で200Wまで
(とはいえ、200Wはすごいですよね・・・)

第三級アマチュア無線技士(三アマ)
→一・二級との違いは使える周波数に一部制限があること、
空中線電力は最大で50Wまで
(とはいえ、車や持ち運びで国内で扱えるのは最大で50W
50Wまでなので、実用的に不便はない)
一・二級に比べると、かなり手軽に受験できる。
丸暗記過去問題集も、本屋さんで買える。

第四級アマチュア無線技士(四アマ)
→三級の扱える周波数から国際交信しやすい周波数を一部制限がある。空中線電力は最大で10~20Wまで。電波形式のうち、モールス通信ができない。
今は三級とそんなに難易度は変わらないので、三級から受験がおすすめだが、試験対策は丸暗記問題集で十分で、合格すると免許証は取得できるのでそれはそれでよいかも。

第一級陸上無線技術士〜無線工学A 自己採点〜2023年07月19日 23:45

A問題(1問5点/5者択一)20問中16問正答
B問題(1問1点✕5)25問中25問正答
125点満点中105点の正答(正答率84%)でした。

間違えたのは全て新問のみなので悔いなしです。

第一級陸上無線技術士受験記2〜試験当日〜2023年07月11日 23:38

今回は2日目午前だけの参加です。

いつものルーティンで会場近くのJRインにあるカフェへ
wifiに接続して最後のお勉強
一陸技合格プロジェクトで過去問やりながら、朝の頭の体操をして、RFエンジニアのサイトで大事なところを復習確認。
視覚的にイメージしておくのは本当に有用だと感じました。
過去問も不安になるようなミスもなし。

会場は馴染みでしたが、今回は初めての二階会議室。
申し込むときに気合い入りすぎたのか、その部屋の一番前の席でした(^_^;)

前回までと変わったのは、コロナ対策が緩くなったなーってこと
検温はなく、消毒は任意で…って感じになってました。

まわりの方は、私と同じようにPCやタブレットを使って確認来ている人が目立っていた気がします。若い方もダンジョン問わずちらほら…。なにか就職のためなのかな??
なお、一回目の受験時とは違い、ほぼ満席だった気がします。

この頃には、過去問はほぼ全問正答できる状態になってましたが、難化と新問が来るので警戒して臨みました。
案の定、A-1から新問でしたが、解ける問題を一つずつ落ち着いて解く、設問全面改訂の類問も原理が分かっていると、解法も自ずと導かれるので手ごたえ感じながら終了。

帰りのバスで、むせんぼーやさんのサイトで皆の解答を出し合い形式での答え合わせでも手応えありでした。

第一級陸上無線技術士〜無線工学A勉強記〜2023年04月30日 23:36

そんなわけで7月期の一陸技無線工学Aの受験に向けて、1月期結果後からすぐに再開しました。

勉強期間:5カ月
勉強時間:平日は昼休みの30分~1時間と仕事帰りに図書館で1~1.5時間、休日は3~6時間

とこれまでの陸技受験時と同じ感じですが、今回は1科目のみ。
それだけ濃厚に対策できる分、難化に対してどのような対策が打てるのか考えました。

第一級陸上無線技術士無線工学A対策で私が使用していたのは以下の通りで、とても少ないです。

先ず、問題集と呼ばれるものはもう使用しませんでした。
これまで十分読みつくしてきたことと、これ以上やっても理解に対して、暗記が邪魔をしてしまうと感じたからです。加えてこの頃になると、過去問題集の解説というものが「解法」に導いてくれるのですが、「原理」の理解には全くつながらないものだと気づいたからです。(要はもの足りない)

ネットでは
◆陸上無線技術士合格プロジェクト
⇒陸特、陸技の過去問を沢山回したいときはここが今回も秀逸でした。

これを使って最新の問題から平成25年くらいまで掘り下げて何十回も繰り返しました。(過去のものを敢えてやったのは慣れを防ぐためです)

解説・理解に繋がるサイトが一陸技の場合、とても秀逸なものがあることに気が付きました。

〇𝕄所長@RFエンジニア育成所
→無線工学Aに必要な知識を私のような初心者から分かりやすく、理解に繋がるよう、そして実践にも必要な知識をYOUTUBEで提供してくれます。OFDM、QAM、スペアナ・・・とにかくすごい量と解説です。

〇雨の日は勉強でもするか
→アベマブログですが、とにかく最新の過去問の解説とその解説内容が分かりやすくて秀逸なサイトです。先にも述べましたが、最近の無線工学Aに関しては必須な問題は最近であっても類似や問い方を変えて平気で出題してきます。なので、やらざるを得ない状況となっていると思っています。同じく難化傾向の一アマ工学の解説もあるので必見サイトです。

私の場合はこの2サイトで理解を深めていきました。


過去問はPCを使ってタッチパネルでどんどん解いていきましたが、計算問題は都度、紙で算出していましたら、どんどん消耗することに・・・。
リサイクル紙を集めるのに苦労しました。

そのくらい、一陸技は計算しますし、算出も長いです。